エラの張りを根本から整える専門整体のセルフケア
顔の歪み改善専門院がお届けするセルフケアシリーズ第5弾です。今回は、フェイスラインと並んで多くのご相談をいただく「エラの張り」に焦点を当てた調整法をご紹介します。ご自宅で簡単にできるケアで、理想のスッキリとした輪郭を目指しましょう。
エラの張りの正体:骨格ではなく「筋肉の過緊張」
エラの部分は医学的には下顎骨(かがくこつ)の角にあたります。骨の大きさそのものを変えることはできませんが、エラの張りの多くは、この骨に付着している「咬筋(こうきん)」という筋肉の過度な発達や緊張によって引き起こされています。
- 原因となる習慣: 食いしばり、ストレスによる歯ぎしり、片側だけで噛む癖など
- 状態: 咬筋が慢性的に緊張し、「力こぶ」のように硬く発達している状態
この咬筋の過緊張を適切に緩めることが、エラのラインを整え、顔の歪みを改善する重要な鍵となります。
専門院が推奨するエラ張り解消セルフアプローチ
セルフケアの前に、必ず準備運動を行い、顔周りの筋肉をリラックスさせましょう。
1. 準備:リンパと血流の循環促進
- Vサインを作り、人差し指と中指で耳の後ろを挟むようにセットします。
- この部分を軽く、10回程度、やさしく撫でるようにほぐし、リンパの流れを促します。
2. 本題:咬筋(エラ)へのリリース圧迫法
エラの張りの原因である咬筋に、ピンポイントでアプローチしていきます。
① 正しいアプローチ部位と指の当て方
手の「母指球(ぼしきゅう)」(親指の付け根の膨らんだ部分)を使い、ご自身が最も張っていると感じるエラの部分(咬筋)にしっかりと当てます。
② 圧迫とリリース(解放)の動作
- 母指球で咬筋を垂直にしっかりと圧迫します。
- 圧迫を緩めずに、皮膚の動ききる範囲だけ、斜め後ろ(耳側)へ「ゆっくり」と引き込みます。
- そのまま数秒間、圧迫と引く力を維持し、筋肉の緊張が解放されるのを待ちます。
- ゆっくりと力を緩め、元の位置に戻します。
【施術の精度を高めるポイント】
- 揉まない・滑らさない: 皮膚表面をゴリゴリと揉んだり、滑らせたりするのはNGです。圧迫した状態で深部の組織を動かすことが、筋膜のリリースにつながります。
- 強さの調整: 「気持ちいい」「少し効いている」と感じる程度の強さに留めてください。強くやりすぎると筋肉が防御反応で逆に硬くなる(逆効果)ため、適切な圧が重要です。
この一連の動作を5〜6回繰り返してください。継続することで、咬筋の過緊張が緩和され、エラのラインがシャープになり、顔の歪み改善にもつながります。
顔の歪み改善は、日々のセルフケアの積み重ねが重要です。ぜひ、今日のケアを習慣にして、理想の輪郭を手に入れてください。