私はエラが張っています。輪郭矯正・小顔矯正でエラは小さくなりますか?
ご質問ありがとうございます。「エラが張っている」というお悩みは、輪郭を気にする方々から非常に多く寄せられます。結論から申し上げますと、生まれつきの下顎骨(かがくこつ)の形そのものを変えることは整体ではできませんが、張りの原因となっている「筋肉の過緊張」や「関節の歪み」を改善することで、エラを目立たなくし、輪郭を整えることは十分に可能です。
特に、エラの張りは骨だけでなく、その部分にある「ある強力な筋肉」の働きが大きく関わっています。その原因と、当院でのアプローチについて解説します。
エラの張りの最大の原因は「咬筋」の過緊張
一般にエラと呼ばれる部分は、下顎骨(下あごの骨)の角の部分を指します。この部分には、口の開閉に使う非常に力の強い咬筋(こうきん)という筋肉が付着しています。
1. 咬筋の特性:顔の筋肉の中で最もパワフル
通常、顔の筋肉群は「表情筋(皮筋)」と呼ばれ、皮膚と骨をつないで笑ったりしかめっ面をしたりと、あまり大きな力を発しません。しかし、この咬筋は、物をかみ砕くという非常に大きな力を発揮する役割を持っています。
2. 無意識の「筋トレ」がエラを張らせる
この咬筋が過剰に発達すると、本来の骨の形の上に筋肉が力こぶのようにプクッと付いている状態になります。これがエラが張って見える最大の原因です。
- 習慣的な負荷: 固いものをたくさん噛む習慣がある。
- 無意識の緊張: 歯ぎしりや食いしばり(クレンチング)の習慣がある。
特に、常に奥歯をかみしめる習慣がある方は、無意識のうちに毎日「筋トレ」をしているのと同じ状態になり、咬筋が肥大化していきます。
3. メンタルな部分との深い関わり
咬筋の緊張は、メンタルな部分にも深く関わっています。悔しい時やストレスを感じた時に奥歯をグッと噛みしめるのは、原始的なストレス回避の行動の一つと言われています。ストレスが多い人は無意識で奥歯を噛みしめている場合があり、その根本的な原因(ストレス)に対処することも、エラを小さくする秘訣の一つです。
整体院による改善アプローチ
当院では、エラの張りに対し、骨格調整と筋肉の緩和を組み合わせた総合的なアプローチを行います。
1. 筋肉の緊張を緩めるアプローチ
エラの張りの大きなポイントである咬筋に対し、過剰な負荷を解除し、本来の大きさに戻すための施術を行います。
- ソフトな緩和: ギュッと強い力で押さえるのではなく、緩やかな刺激で筋肉を弛緩させ、過緊張を取り除きます。
2. 関節・骨格の歪み調整
下顎骨自体は骨格を変えることはできませんが、顎関節や周辺の関節の歪みを整えることは可能です。
- 頭部の調整: 顎関節の歪みに関わる頸椎(首の骨)や、顎関節を受ける側にある側頭骨のバランスを整えます。
3. 全身のバランス調整
顔の調整であっても、当院では体全体、特に骨盤の歪みから見ていきます。体幹の土台が安定することで、頭部や顎にかかる不要な力が減り、咬筋の緊張も緩和されやすくなります。
エラが張っているというお悩みでご来院される方もたくさんいらっしゃいます。当院では、エラの張りを引き起こしている原因(筋肉、骨格、ストレス)を見極め、輪郭がすっきり見えるようサポートいたします。ぜひ一度お越しください。


 








