エッセイ集『風に吹かれて』メニュー

 

価値観 北風と太陽 自然 それにつけても人それぞれ
趣味 タブローはタイムマシン リセット 裏方
声帯と整体 言葉の力 2倍速
熱帯魚 前兆 自信 潜在能力
原動力 季節感 後押し 広告
お婆ちゃんの知恵袋 おばちゃん話 祈り トラウマ
アマチュア選手 イメージ ルール違反 内動

 

 

言葉の力

 

 中学生時代からずっと運動をしている。中学の時は「柔道一直線」というドラマ
が流行っていたのと、叔父が柔道をしていたので柔道を始めた。その頃は体重別に
分かれていなかったので、自分の倍以上の体重の人とも段取りをするので「なかな
か勝てない」というか潰されてしまう。そこで高校に入ったら体重制の有るのレス
リングをしようと思い、レスリングの強い公立高校を受験した。すっかり入部する
つもりでクラブ紹介のアンケートまで入部希望と書いた。この時ちょうど「アニマ
ル1」というレスリングのアニメが流行っていた。が、高校の方から断られた(受験
失敗)。

 滑り止めの私立高校へ入学した。ここはあまり武道は盛んではなかった。ラグビー
が当時も強かったが、今は全国大会で優勝するほど強い学校になっている。ちょう
どその時、流行っていたのが、「ブルース・リー」だった。なかなかカンフーを教
えてくれるところはないので、近所の道場で空手を始めた。道場といっても神社の
境内を借りての練習である。土の上で裸足で練習とい具合である。練習よりも理屈
が好きでよく本を読んだ。「経穴」とか「急所」とかの本を読み始めた。

 その時はやっていたアニメが「空手バカ一代」という漫画で、その主人公が唯一
負けたのが香港の陳老師という設定になっていた。その陳老師のつかう「陳式太極
拳」に興味を覚えたのが、今の仕事をするきっかけになっている。太極拳の本はま
だほとんどなかったので、気功の本を探してきてはよく読んだ。

 その本の中で見つけた「裸足の医者」という医療システムにとても興味を覚えた。
これは、1960年代毛沢東の時代に、中国は国土も広く人口も多いので、それぞれの
村に少し医療に詳しい人がまず治療に当たり、それでダメなら中央の病院へ紹介す
るというシステム。ちょっとうる覚えであるが、だいたいこんな感じだったと思う。
中国では上工(名医)は未病を治すと言われているそうだ。養生(未病医学)の方が病
気になってから治すより、大事であるという考えが東洋医学にはある。薬膳という
のもその辺りからきている。

 この未病と対極にあるのが「ドクハラ(ドクターハラスメント)」だろう。患者を
傷つける医師の一言である。高校時代から始めた空手は現在も趣味として続けてい
る。今は週に一度子供たちと一緒に汗を流す程度である。学生時代は結構しっかり
やっていた(自分の中では)。骨折や捻挫、肉離れもたいがい経験した。大学時代、
膝の故障で診てもらった整形外科医に言われたことだが、「このままスポーツを続
けたら歩けなくなる」この一言でかなり長い間悩んだ。

 しかし、当時はかなり封建的な時代だったので(クラブが)、医者の診断を先輩に
伝えても「はいはい、わかったから着替えて来い」と言われて、まともに取り合っ
てもらえなかった。それで結局練習も続けた(続けさせられた)。ドクターにはドク
ターの考えが有り、患者に適切なアドバイスをしてくれているのだろう。しかしこ
の症状ではこうするべきだと、通り一遍な指導しかしてもらえなかった。幸い先輩
の適切な?指導のおかけで今も練習もでき、歩けてもいる。

 私のクライアントの中にも、ドクターの一言に翻弄されている方が多い。やっぱ
りドクターの一言は効く。しかし整体師の言葉に踊らされている方もいる。整体の
学校では経営論と称して「骨盤や背骨の歪みをほったらかしにしておいたら将来、
病気になる」、「歩けなくなる」とか、恐怖を植え付ける言葉を使って、クライア
ントを獲得する方法を平気で教えているところがある。なんとも悲しいことだ。「○
○が治らなかったら□□は治らない」というように。これもドクハラ(整ハラ?)の
一種である。「○○が治ったら□□も治る」と言い替えれば良いものを・・・。

 今の医療は病気を診て人を見ないと言われている。勿論、患者の立場に立ってしっ
かり診てくださるドクターもいる。これもすべて個人の問題だといいたいが、今の
医療保険のシステムでは限界があるようだ。整形外科で治らなかった症状が、整体
など代替医療で改善していく場合がある。どちらの方が上とか下とか言うのではな
く、確かに人を診る視点が違うようだ。

 また、病気を持ち続けることで取れるバランスも有る。クライアントの話を良く
聞く。これは整体師の基本。幸い私たちはドクターと比べてクライアントと関わる
時間が長い。ましてタッチングをしていく仕事である。クライアントの口から発せ
られた言葉と、同時に手から伝わってくる「内なる思い」の両方を受け止めること
ができる。

 

 関わり合いを仕事としていく業種としては恵まれていると思う。逆にこちら側の

事も「すべてお見通しだよ、先生」という事にもなりかねない。襟元を正 して対座

しなければ、かえって迷いを作ってしまう。これは言葉以上に心の奥に残ってしま

う。「心の力」侮りがたしである。

 

 

価値観 北風と太陽 自然 それにつけても人それぞれ
趣味 タブローはタイムマシン リセット 裏方
声帯と整体 言葉の力 2倍速
熱帯魚 前兆 自信 潜在能力
原動力 季節感 後押し 広告
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アマチュア選手 イメージ ルール違反 内動

 

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