正常な歪みと異常な歪み

 

◆正常な歪み

 体の特定部位に力を集めたり、抜いたりするときおこるもので、くつろぐ目的のものと、力を出す目的のものとに分けられます。くつろぎの為の歪み…これは異常の保護が目的で、例えば腹痛の時などに、無意識に体を前屈して、こらえている時などがそうです。このときに意識的に、更に前屈を繰り返すと、腹痛緩和の効果がある。

 

 力を出すための歪み …運動をして筋肉を強化しようとするときの歪みがこれです。力は筋肉の収縮する幅が広く早いほど強い。この時のような一時的な歪みは、神経と血行の働きを高めるのです。例えば音をよく聞き取ろうとか、匂いをよくかごうとする時には、無意識にその方に首を傾けたり、あごを突き出したりするのは、こうするとゆがめた方向に血が集まり、神経の働きが高まるからです。

◆異常な歪み

 筋肉の部分的な収縮や弛みが固定化することによって姿勢の歪みは作られる。それは体に異常をつくりだす原因の一つとなっています。つまりこの歪みや偏り、にぶりがストレスになって、神経、ホルモンの働きを狂わしてしまうのです。

 

 一時的な歪み(正常な歪み)は、圧刺激として、心身の働きを促進させるので、強化法になりますが、反対に歪みが固定化すると、この「とどまる」ということは自然法則の『変化する』こと『バランスをとる』ことへのブレーキとなり、また、同じ刺激が続くことになるので、このストレスにより、その部分は持続的に緊張を強いられる結果となり、疲れが慢性化します。するとその部分の筋肉は萎縮硬化し、その部分に痛みを感じるようになります。

 

  この筋肉の「こり(こわばり)」は、神経や血管を圧迫することになるので、血行も悪くなり、神経の反射や伝達も異常になってきます。更にこの「こり」が続くと、慢性疲労となり麻痺状態にもなるのです。このことが発病因となるとともに、このブレーキが身体能力発揮(自然治癒力)のじゃまをするのです。

 

 また、その異常な部分(原発部位)を保護(補正)して全身的なバランスを整えるために、他の部分にも負担をかけることになるので、その部分(2次部位)にも新たな異常が生じる結果になります。

 

 そして、この「こり」(原発部位)が、さらに持続したり、貧血や不使用が続いた場合には、その部分(原発部位)が次には力を失って、だるみ、しびれを感じるようになります。更に状態が進むと感受性が乱れ、そのために反応力が低下したり、失調したり、乱れたりします。このような異常が続くと、病的な気質と体質になってしまいます。つまり慢性病とは病的体質化した歪みであるといえます。

 

「こり」「こわばり」の原因と種類


  「こり」は、筋肉が弛緩力を失って、収縮(硬化)したままになっていることですが、この収縮刺激で神経が異常緊張し、 痛みや炎症現象が起きます。この現象は、この「こり」の異常を治そうとしている働きです(つまりその神経の緊張が血液の動員命令(呼び集め)を下して、血 行を促進し自然治癒力を高めようとしている)。「こり」は次のような場合に起こります。


 1.栄養が不足していて、普通以上に早く疲れがくるとか、筋肉の使い過ぎで、その興奮度が過ぎて、休息状態になっても弛緩できない場合。すなわち生理的疲労によるもの。


 2.同一感情を続けたために、その感情表現に必要な部分の筋肉の疲労度が高まって弛緩力を失調している場合。心理的な疲労によるもの。


 3.内臓の病的刺激によるもの。内臓に病気がある場合、その内臓に起こった興奮が、その内臓に関係のある神経を通じて脊髄に入り、そこから大脳にに達して 痛みを感じさせます。この時、それぞれの神経の支配を受けている特定の場所の筋肉に過度の興奮が起こり、それが「こり」となります(内臓体壁反射)。


 「こり」が有る場合、そこを通っている神経の支配下にある内臓に、何らかの異常が生じていると考えられるから、このこりを取り除くことが、内臓の治ろう とする働きに協力することになります。この原理を応用したのが整体、温熱鍼灸などの物理的療法です。しかし、新しい「こり」は、病患部位の保護目的とした 場合もあるので、この場合には緩めてはいけない場合もある。(例えば、肩を緩めたらさらにもっとこる場合がある)。  

 

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「こり」と体壁内臓反射

 

 古い固着した「こり」は、内臓からの繰り返しの刺激によって生じる事が多いので、この種のこりが固着している場合に は、慢性病があると考えられます。つまりこの「こり」を除かないと慢性病は治癒しにくいといえます。また、急性疾患の誘因の一つにもなることもあります。 いいかえれば、「こり」があると、その影響で異常体型(体壁)になるから、姿勢および動作の異常(変化)から、慢性病の有無や、その人の性格をも観察でき ることになります。

 

運動と「こり」

 

 運動が上手にできる第一条件は、筋肉に「こり」がないこと、つまり柔軟性が高いことです。運動すると柔軟になり、不足 するとこわばってくるのは、筋肉のつなぎ目のホルモンが出にくくなるからだといわれていますです。また、筋肉は柔らかいほど抵抗力が強く、血行も旺盛で す。だから、古来、体、筋肉を柔らげるもの、および方法を若返り法(健康法)としたのです。運動以外に食物、呼吸、眠り、心のやわらぎなどが筋肉の柔軟度 に影響します。


 脳は緊張、弛緩のバランスが取れているほど正常に働くのですが、歪みがあるということは、かたよった刺激の続くことですから、神経の働きが偏り脳からの 伝達がスムーズにいかなくなり、バランスのとれた平静心を保ことがむずかしくなります。また、歪みがあると、バランス維持のために余分な力を消耗しなけれ ばならないので、たとえ発病しなくても疲労しやすくなり、体力も低下することになります。

 

内なる「からだ」の働き

 

 体のゆがんでいる人を見ると、ある部分の筋肉はたるんでいたり、また 別の部分は緊張しています。普通、そのような体のゆがみ、こり、こわばりは、体操や整体などの外からの刺激だけで治せると思っている人が多いのですが、こ の考え方は少し違うと思います。つまり、その型(姿勢)を保っている体の内側の働きが狂ってきたから、外側も歪んだのです。


 その内なる働きは、心に異常があっても、食べ物が間違っていても、呼吸が不完全であっても狂います。修正のためには、身体だけの問題ではなく、心身の内 外に影響を与えるすべてに目を向けて、その人を取り巻く環境まで考えに入れるべきだと思います。  このことを理解するなら、肩がこったといってただもみほぐしても、根本的解決にならないし、冷えがあるといってもただ暖めたりしても、対症療法にしかな らないということが、解かっていただけるはずでしょう。すべては総合的(ホリスティック)な観点から、見ていく必要があると思います。それが本来の東洋医学的発想です。

 

 

    
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